理事長 増井利彦(ますい としひこ)

ごあいさつ

私は人間にとって「健康」とはなんだろうと常に思いながら診療を行なっております。
病気にならない「未病」、病気の「早期発見,早期治療」は現代社会においては無くてはならない概念です。
しかしながら「病気がない」ことだけで人は健康になれるのでしょうか。
私は、健康とは病気と元気のバランスだと考えます。
全く病気がなくても、全く元気がない人は本当の意味での健康とはいえません。
反対に、付き合っていかなければならない病気を持っていても毎日が充実し、元気に過ごしている人は健康であると考えます。

1950年代、結核などの感染症が多くの人の命を奪っていた時代では感染対策のような問題解決型医療(Problem oriented system : POS)が、人々が健康に生きていくために重要な時代でした。
また医学教育も患者様の問題点を的確に把握し、それを解決することを主体としてきました。もちろん今もこれからも、このようなPOS型の医療はとても重要です。しかしながら現代は高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が健康の大きく関係する時代です。

また、心の問題も健康に大きく影響します。
解決できない病気を抱えていても、それと上手く付き合い、日々の生活に喜びや充実感を得られるにはどうしたら良いか。このことが現代社会においてとても重要な要因と考えております。

高血圧症、糖尿病などの生活習慣病を適切にコントロールし、胃がん、大腸癌などの癌の早期発見に務め、かつ皆様の元気を引き出せるコミュニケーションを大切にしながら診療にあたりたいと思います。

診察室では「患者」であっても、診察室を一歩出れば「一生活者」であることを忘れず、皆様のお役に立てる診療を心がけております。

経歴

  • 平成11年藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)医学部卒業
  • 平成11年藤田保健衛生大学病院にて研修
  • 平成14年名古屋記念病院 外科
  • 平成15年藤田保健衛生大学病院 消化器外科
  • 平成17年町田胃腸病院
  • 平成18年いまず外科
  • 平成20年医療法人 士正会 庄内クリニック
  • 現在医療法人 士正会理事長

専門

産業医学

所属学会

日本臨床外科学会

資格

日本医師会認定産業医
医学博士