一般診療(内科・消化器科)のご案内

紹介

2022年4月より栄エンゼルクリニックへ着任。

生活習慣病予防対策や認知症ケアなど、日々の生活と切り離せない様々な分野においてご相談ください

生活習慣病対策の重要性(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、認知症など)

生活習慣病は、動脈硬化とがんのリスクです。日本人の死因のトップ5は、がん、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎ですが、老化現象である老衰と(誤嚥性)肺炎を除けば、動脈硬化(脳血管疾患、狭心症・心筋梗塞など)とがんであり、正に生活習慣病が主たる原因であることがわかります。また、日本人の寝たきり原因のトップ3は、認知症、運動器疾患、脳血管疾患ですが、認知症は中年期の高血圧や糖尿病などが原因となり、運動器疾患は運動習慣や骨粗しょう症が原因となり、脳血管疾患は動脈硬化の病気ですから、やはり生活習慣病が主たる原因と言えます。 寝たきりにならずに長生きする、すなわち健康寿命の延伸は、生活習慣病対策にかかっていると言えます。当院では、そういった観点から生活習慣病の治療に取り組んでいます。

高血圧対策

高血圧症は、心不全や心筋梗塞、脳出血や脳梗塞(脳血管疾患)、慢性腎臓病(透析などを含む)の原因となるため、心臓・腎臓・血管を評価して対策することが必要です。また、来院時の血圧は当てにならないので、治療中は自宅での血圧測定をお願いして、薬の量や服用に適した時間の調整も含めて、厳密な管理を心がけております。

糖尿病対策

糖尿病は、心筋梗塞や脳血管疾患などの大きな血管の動脈硬化のみならず、目や腎臓や神経などを栄養する細かい血管の障害まで引き起こし、さらには、がんのリスクまで上昇させる厄介な病気です。それゆえ、採血や検尿をはじめ、各種の多くの検査による全身評価が必須となります。 一方で、これらの糖尿病による合併症を改善するには、糖尿病の指標であるHbA1cを改善することも大切ですが、むしろ高血圧や脂質異常をコントロールした方が容易に予防できることが知られています。さらには、インスリン注射やSU剤と呼ばれる強めの薬を使う場合、HbA1cを改善させすぎることで、かえって死亡リスクが上昇してしまうことも知られています。 当院では、単純にHbA1cを下げるだけではなく、合併症の進行状況、日常生活の活動度、認知機能、年齢などを加味して、適切な栄養指導と慎重な薬物管理を心がけております。

脂質異常症対策

脂質異常症は、心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化による病気を引き起こしますが、性別・年齢・血糖上昇・低HDL-C・慢性腎臓病・脳心血管疾患や末梢動脈疾患の既往によって、同じLDL-C値であっても動脈硬化発症リスクは異なり、さらには、体質(遺伝)も関わってくるため、そのリスクの程度によってLDL-C値の目標値も変動させなければなりません。また、中性脂肪やHDL-C値の異常も、結局は動脈硬化が起きているかどうかが、治療方法や治療強度を考えるうえで、かなり大切な因子になってきます。 当院では、やみくもに薬で検査値の帳尻合わせをするのではなく、動脈硬化の評価をした上で、その状態を加味し、薬の要否を検討し、薬の強度も調節するように心がけています。

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ローカーボ食(緩やかな糖質制限食)

ローカーボ食とは、炭水化物(=Carbohydrate→カーボ)を低め(=Low→ロー)に、すなわち、炭水化物(≒糖質)を緩やかに制限する食事療法です。 ダイエット、血糖値の低下、中性脂肪の低下、HDL-Cの上昇などに有効であることが知られています。 一方で、痩せすぎると死亡リスクが上昇することや、認知症のリスクが上昇することも知られていますので、痩せすぎないように、糖質以外でカロリー補充をする必要性が出てくる場合があります。長寿という観点から、植物性のたんぱく質(大豆、豆腐など)摂取や、まんべんなく脂肪摂取(動物性も植物性も)することを推奨しています。とくに動物性脂肪(飽和脂肪酸)には、日本人に多い脳卒中による死亡リスク低下の効能も認められています。
日本ローカーボ食研究会のホームページ

(リンクはこちら)や、“正しく知る糖質制限(技術評論社)”のような書籍もご参考になれば幸いです。

漢方薬治療

漢方薬とは、生薬(植物の根・茎・などで、薬効成分の豊富なもの)や鉱物を混ぜ合わせて、それをコトコト煮込んで薬効成分を抽出した薬物です。 漢方薬には、大きく分けて2種類あり、“煎じ薬”と呼ばれるものと、“エキス剤”と呼ばれるものがあります。コーヒーに例えるとわかりやすいと思いますが、煎じ薬は豆から挽いたコーヒーに該当、エキス剤はインスタントコーヒーに該当します。すなわち、煎じ薬は手間がかかりますが、その香りなどを含めて薬理効果が強く出ることが期待されます。一方、エキス剤は手軽に服用できて携帯するにも便利ですが、煎じ薬ほどの効果は期待できないことがあります。お好みや効果によって、処方を使い分けていきます。 漢方薬は、現代のような検査機器がない時代の医学における治療方法です。ですから、訴えられた症状を中心に、その他全身の症状も考慮しながら、脈や腹の所見や舌の所見など、目に見え、触って感じられる所見と合わせて病態を診断し、処方を組み立てていきます。 効果が期待される代表的な病気には、関節リウマチ、慢性腎臓病、筋緊張性頭痛、過敏性腸症候群、慢性胃炎、各種不整脈などがあります。 効果が期待される症状には、雨の日の前に悪化する頭痛、原因不明で長く続く咳、肩こり、食欲不振、倦怠感、ほてり、動悸、月経痛、などがあります。 そのほか、さまざまな症状に対応することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

認知症診療

認知症とは、①物忘れを中心とした認知機能異常があり、②その認知機能異常のレベルが日常生活や社会活動に支障が出るレベルであり、③その認知機能異常が生まれつきのものではない、という3条件を満たした場合に診断されます。 ただ、認知症は“症状”の名称であり、”病名“ではありません。したがって、認知症という症状の原因となる病気は、山ほどあります。(腹痛の原因となる病気は、胃炎、腸炎、胃がん、大腸がん、胆のう炎、膵炎、膵癌、尿路結石・・・などなど、山ほどあるのと同じです。)一番多いのは、脳が全般的に萎縮してくる”アルツハイマー型認知症“ですが、そのほか、動脈硬化をベースとした”血管性認知症“、幻視や転倒(パーキンソン症状)や認知機能の変動が特徴的な”レビー小体型認知症“、同じ動作を繰り返したり社会性が欠如する前頭側頭型認知症などがあります。中には、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症など、治療が可能な認知症もありますので、一口に認知症と言っても、その原因検索をすることは、とても重要です。 血管性認知症は動脈硬化が原因なので、生活習慣病がリスクであることは容易に想像がつきますが、脳萎縮が原因であるアルツハイマー病も、実は、糖尿病、運動不足、中年期の高血圧、中年期の肥満が原因となるため、正に生活習慣病と言えます。ただし、“痩せ”は全年代を通じて認知症のリスクとなりますので、生活習慣病対策として痩せれば大丈夫というわけでもなく、思い込みは禁物です。 認知症は、その治療も対策もなかなか難しいところがありますが、当院では、“認知症の人と家族の会”とも協力体制をとりつつ、認知症の人とそのご家族の方が、安心して生活していける方法を模索するお手伝いをしております。お気軽にご相談ください。

ACP(Advance Care Planning=人生会議)

ACPとは、聞きなれない言葉かもしれませんが、将来、医療及びケアなどを受けることになった場合、どうしていったらよいのか、当然のことながら、ご本人を中心として、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援し、その“思い”の情報内容をみんなで共有して生かしていこう、というプロセスのことです。厚生労働省は、このACPというプロセスを一般に広めるために、“人生会議”という愛称をつけました。 この人生会議は、たいへん重要なことではあるのですが、その一方で、始めるタイミングがなかなか難しく、また、内容も複雑なため、思ったように普及していないのも現実です。当院では、知多半島のACP専門家グループと協力して“人生100年これからゲーム”を作成したり、知多半島南部にある美浜町役場さんや知多厚生病院さんと協力して、“人生会議ノート”を作成したり、人生会議の試みを後押しするように努めています。 ACPのみのご相談に応じることは、もろもろの状況把握が難しく、対応が困難ですが、当院通院中の方であれば、お気軽にご相談いただければ・・・と思います。

診察担当


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