性感染症:STI(STD)
性的接触により感染する病気です。主に以下のようなものがあります。
早期発見し治療を開始することが大切です。気になる症状がある(保険診療)、症状は
・性器クラミジア…おりものの異常や腹痛、もしくは無症状
感染を繰り返すことで卵管閉鎖などによる不妊症の原因となります。
・咽頭(のど)クラミジア…のどの痛み、もしくは無症状
クラミジアに感染した性器からオーラルセックスを介して感染します。
・淋菌…おりものの異常、もしくは無症状
男性では尿道炎(尿道から膿(うみ)が出るなど)を発症することも多いです。
・性器ヘルペス…水泡や潰瘍(かいよう)による陰部の痛み
再発しやすい病気で、1年に6回以上再発する人には再発抑制療法が保険適応となります。
・膣トリコモナス症…陰部のかゆみや違和感、おりものの異常
トリコモナス原虫という寄生虫により起こる感染症です。
・梅毒…病期により症状は様々
近年、患者数が増加しています。適切な抗菌薬治療を受けなければ深刻な健康上の影響が起こりえます。
早期梅毒Ⅰ期・Ⅱ期(最も感染力が強い時期)では、陰部にしこりや潰瘍(かいよう)ができたり、手や体に
赤い発疹が出たりします。いずれの症状も数週間で自然に消失しますが、梅毒が治ったわけではありません。
・B型肝炎、C型肝炎…いずれも初期では無症状
・HIV(エイズ)…初期では無症状のことが多い
・HPV(ヒトパピローマウイルス)…子宮頸(けい)がんのリスクとなるウイルス
症状はありません。ワクチンによって感染を防ぐことができます。HPVワクチン