二次検査のご案内
「要受診」「要精密検査」と診断されたら
人間ドックや健康診断を受けた結果「要受診」「要精密検査」の必要ありという通知を受け取ったら、自覚症状がないからと自己判断せずに、速やかに医療機関を受診してください。
医療機関は自由に選択することができますが、可能な限り専門医のいる医療機関を選ぶことが良いでしょう。
ご心配なときは、ぜひご相談ください。
「要受診」「要精密検査」は保険適用
通常の人間ドックや健康診断には医療保険は適用されませんが、要受診・要精密検査と判断された場合の二次検査には医療保険が適用されます。
人間ドックや健康診断で要受診・要精密検査の結果が出た場合には、放置せずに必ず医療機関を受診してください。
栄エンゼルクリニックの二次検査
栄エンゼルクリニックは内科・消化器科の二次検査も行う医療機関です。他院で健康診断を受けられた後の二次検査もご受診いただけます。当院で人間ドック・健康診断を受診された場合は、一次健診のデータ(人間ドック・健康診断)を全てそのまま使用して、二次健診を受けられることが最大のメリットです。
受診可能な検査は、以下の通りです。
栄エンゼルクリニックで受診可能な二次検査
その他の検査
- 婦人科検査
- 乳腺検査
- 心電図検査
- 甲状腺検査
- 頭部検査
上記の項目に該当する方は、お近くの専門医療機関をご受診下さい。
ご希望の方には、協力医療機関への紹介も承ります。
※上記をご覧いただいて、不明な点はこちらからお問合せください
⇒お問合せページへ
二次検査概略
健康診断の検査メニューは、がん、動脈硬化性疾患、その他、の3分野に分かれています。
とくにがんと動脈硬化性疾患は、日本人の死因の上位に来るものです。
がん関連
胸部X線、胸部CT、胃バリウム検査、上部消化管内視鏡、腹部エコー、腹部CT、検便(ヒトヘモグロビンなど)、下部消化管内視鏡、などが該当します。
これらの検査によって、すでに“がん”の診断がついたのであれば、専門医療機関にご紹介させていただきますし、“がん疑い”の段階であれば、当院もしくは専門医療機関への紹介により、二次検査の段取りをさせていただきます。
動脈硬化性疾患
脳卒中、心筋梗塞、狭心症、動脈瘤(脳、腹部、胸部など)、閉塞性動脈硬化症など、多岐にわたります。
この動脈硬化を起こす原因となるのが、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病などであり、主に血液検査や尿検査で判明します。(このほかにも、喫煙や睡眠時無呼吸症候群などが動脈硬化の原因になります)
これらの項目で異常があれば、まずは動脈硬化の現状(頸動脈エコー、脈波検査など)を評価させていただき、必要に応じて治療を検討いたします。重度の場合には、専門医療機関での処置が必要となることもありますので、その際は紹介状を作成させていただきます。
その他
肝機能障害、貧血、骨粗しょう症、間質性肺炎、心臓弁膜症など、多岐にわたる疾患が判明することがあります。
肝機能障害であれば、もっとも多いのは脂肪肝ですが、中にはウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎などが見つかることもあります。その場合は、脂肪肝とは対応法が大きく変わってきます。腹部エコーや腹部CTおよび血液検査による二次検査にて評価可能です。
貧血であれば、鉄欠乏性貧血がもっとも多いですが、単に鉄が不足しているだけではなく、その陰に微量な出血が隠れている場合もあり、胃や大腸のがん、婦人科系の病気などがたまたま見つかるころもありますので、しっかりと二次検査を受けられることをお勧めいたします。
そのほか、骨粗鬆症は、寝たきり原因にも深くかかわっていますし、間質性肺炎や心臓弁膜症は心肺機能を維持する際に、しっかりと対応する必要があります。二次検査にて治療が必要なのかどうか、評価していただく必要があります。
二次検査の概略は、上記のとおりです。
われわれが強調したいのは、健康診断は、やりっぱなしにしては何の役にも立たないということです。健康診断において二次検査が必要と指摘されましたら、まずは命にかかわる悪い病気が隠れていないかどうか、”二次検査“を受けられる事が大切で、その先に健康と幸せが待っているものだと認識いたしております。
健康診断で要検査・要治療などの判定が出ましたら、簡単に対応可能なものも多々ありますので、お気軽にご相談ください。